なかよし児童館の利用者は、主に小学生から高校生までの子供達がほとんどです。小学生は、放課後児童クラブに登録していない子供もたくさん帰ってきます。お迎えに来る子・こない子様々ですが、閉館時間までは、宿題を済ませ仲良く遊んでいます。特に低学年は、中高校生などの大きな子が帰ってくるのを心待ちにしています。それは、来館すると遊んでもらえることを知っているからです。
中学生は、土曜日や学校の早く終わった日など、時間のあいたときに集まり厚生員の周りで、相談事や何気ない会話を楽しみながら、簡単なゲーム等で長時間遊んでいます。また、中学生の中には男女を問わず、1人で遊びに来る子供も多く、そうした子供は異年齢との関わりを求めて来館します。
高校生は、男女問わず、主に厚生員との会話を目的に来館します。遊ぶことはほとんどせず、相談事や家庭の中で行うはずの何気ない会話を求めて長時間過ごします。
また、高校を卒業した子供達も日常的に来館しては、厚生員に相談事を持ちかけたり、何気ない会話をしながら過ごします。時には小学生を相手に長時間遊んであげることもあります。そうした姿は、児童館の外では見ることができない貴重な一コマであり、ここの本来の姿をあらわす大切な時間でもあります。
このように、子供達の利用形態は小学高学年・中学生・高校生と大きくなるにつれて、児童館に対し、遊ぶ場所としての関わりから自分の存在を受け入れてくれる居場所としての位置付けに変わってきています。これは児童館という場所が、子供達を能力や学力で判断せず、個々の個性を受け入れて指導する児童厚生施設であることを示しているといえます。つまり、子供にとって、児童館がこころを解き放つ場所・居心地の良い場所になっているのだといえます。現に児童館に集まる子供達の多くは学校での評価が必ずしも優秀とは言えない子供達です。しかし、児童館では積極的に小さい子供の面倒を見、児童館の運営を積極的に手伝うなどの気遣いができる子供達です。
近年の児童館に対するニーズは、乳幼児を抱えて子育てに悩む母親、小学校低学年から高校を卒業した子供達まで、幅広い年齢に亘っています。家庭的に問題のある児童、自分の居場所をなくした児童、精神的に疲れてしまった人々など、児童館を利用する理由は様々ですが、自分以外の誰かに気持ちよく存在を受け入れてもらいたいと思う気持ちは利用者の皆に共通しています。私達厚生員はその心をいかにして、どれだけ癒すかが重要な課題だと思います。
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